生まれ月で変わる保活
4月入園できない月齢とは?
「同じ年度生まれなのに、入園できる時期が違う?」
あまり知られていない、生まれ月による入園条件の違いを解説します。

この記事でわかること
- •生まれ月によって入園条件が変わる理由
- •4月〜9月生まれと10月〜3月生まれの違い
- •0歳4月入園ができない月齢とは
- •10月〜3月生まれの選択肢と戦略
保育園のクラス分けは「4月1日時点の年齢」で決まります。 これは多くの方がご存知かもしれません。
しかし、同じ年度生まれでも、生まれ月によって「0歳4月入園」に申し込めるかどうかが変わるという事実は、あまり知られていません。
この記事では、生まれ月による入園条件の違いを冷静に、中立的に解説します。
先に結論
- 4月〜9月生まれ:翌年の0歳4月入園に申し込める可能性がある
- 1月〜3月生まれ:申込締切時点で生まれていないため、申込自体ができない
- 10月〜12月生まれ:申込可能だが、入園時の月齢条件で選択肢が限られる
- 結果として、入園のチャンスに差が生じる
保育園のクラス分けと入園の仕組み
まず、保育園の基本的な仕組みを確認しましょう。
クラスは「4月1日時点の年齢」で決まる
2025年4月入園の場合
入園可能な月齢:「生後57日以降」が多い
多くの保育園では、生後57日(生後2ヶ月)以降から受け入れています。
園によっては「生後6ヶ月から」「生後8ヶ月から」など、さらに月齢が高い場合もあります。
Nurseeメモ
この「生後57日以降」という条件が、生まれ月による入園条件の違いを生む原因です。
4月〜9月生まれ:0歳4月入園に申し込める
4月〜9月に生まれた子どもは、翌年の4月入園時点で生後7ヶ月〜12ヶ月になります。
具体例:2024年5月生まれの場合
- • 2025年4月入園時点:生後11ヶ月
- • 生後57日以上の条件:クリア
- • 0歳児クラスの4月入園に申し込み可能
つまり、4月〜9月生まれの子どもは、0歳児クラスの4月一斉入園に申し込むことができます。
0歳児クラスの特徴
0歳児クラスは、前年度からの持ち上がりがないため「定員=募集枠」となり、比較的入りやすい傾向があります。
10月〜3月生まれ:0歳4月入園が難しい理由
10月〜3月生まれの子どもが0歳4月入園できない理由は、2つあります。
理由1:申込締切時点で生まれていない
4月入園の申込締切は、多くの自治体で11月〜12月頃です。
つまり、1月〜3月に生まれる予定の子どもは、申込時点でまだ生まれていないため、そもそも申込ができません。
これは手続き上の制限です
生後57日の条件以前に、「生まれていない子どもの申込はできない」という手続き的な壁があります。 1月〜3月生まれの子どもは、この時点で0歳4月入園の選択肢がなくなります。
Nurseeメモ:自治体によって異なる場合があります
申込締切時期は自治体によって異なります(10月〜1月頃まで幅があります)。 また、一部の自治体では「出産予定日が申込締切日から○日以内」などの条件付きで、 出産前でも申込を受け付けている場合があります。 お住まいの自治体の「保育園入園の手引き」で必ず確認しましょう。
理由2:入園時点で月齢条件を満たさない
10月〜12月生まれの場合は申込自体は可能ですが、入園時点(4月)で生後4ヶ月〜6ヶ月です。「生後6ヶ月から」の園には申し込めないなど、選択肢が限られます。
受け入れ月齢は園によって異なります
- •生後57日(約2ヶ月)から:多くの認可保育園
- •生後4ヶ月から:一部の園
- •生後6ヶ月から:一部の園(特に小規模保育など)
- •生後8ヶ月〜1歳から:園によって異なる
※希望する園の受け入れ条件を必ず確認してください
具体例:2025年1月生まれの場合
- • 2025年4月入園時点:生後3ヶ月
- • 生後57日以上の条件:ギリギリ満たす場合あり
- • ただし「生後6ヶ月から」の園には申し込めない
具体例:2025年3月生まれの場合
- • 2025年4月入園時点:生後約1ヶ月
- • 生後57日以上の条件:満たさない
- • 0歳4月入園は物理的に不可能
Nurseeメモ
10月〜3月生まれの子どもは、0歳4月入園ができないため、実質的に「1歳4月入園」を目指すことになります。 これは制度上の現実であり、誰かの「せい」ではありません。
同じ年度生まれでも大きな差
同じ「2024年度生まれ」でも、生まれ月によって入園のチャンスが異なります。
| 生まれ月 | 申込時点 | 入園時点 | 0歳4月 |
|---|---|---|---|
| 4月生まれ | 生後7〜8ヶ月 | 生後約12ヶ月 | 可能 |
| 7月生まれ | 生後4〜5ヶ月 | 生後約9ヶ月 | 可能 |
| 10月生まれ | 生後1〜2ヶ月 | 生後約6ヶ月 | 園による |
| 1月生まれ | 未出生 | 生後約3ヶ月 | 不可 |
| 3月生まれ | 未出生 | 生後約1ヶ月 | 不可 |
※申込時点は11月〜12月頃を想定。自治体によって異なります。
なぜこれが「差」になるのか?
- 0歳児クラスは「募集枠が多い」傾向がある
- 1歳児クラスは「持ち上がり」があり、新規枠が少ない
- つまり、0歳4月に申し込めないことは「入りやすい枠を使えない」ことを意味する
10月〜3月生まれの選択肢と戦略
0歳4月入園ができない場合でも、いくつかの選択肢があります。
1歳4月入園を目指す
最も一般的な選択肢です。育休を1年(または延長して2年)取得し、1歳4月の一斉入園を目指します。 ただし、1歳児クラスは競争率が高い地域もあるため、お住まいの地域の傾向を確認しておきましょう。
0歳の途中入園(空き枠)を狙う
生後57日を過ぎた後、5月以降の途中入園の空きを待つ方法もあります。 ただし、途中入園の空きは少ないことが多いです。
認可外保育園を一時利用する
認可外保育園やベビーシッターを一時的に利用し、1歳4月の申し込み時に「加点」を得る戦略もあります。 自治体によっては「認可外利用中」が加点対象になる場合があります。
育休延長
保育園に入れなかった場合、育休は最大2歳まで延長可能です。 延長には「不承諾通知書」が必要になります。
Nurseeメモ
どの選択肢が最適かは、お住まいの地域の競争率、ご家庭の状況、勤務先の育休制度によって異なります。 まずは「自分の点数」と「希望園の倍率」を確認してみましょう。
まとめ
- 4月入園の申込締切は11月〜12月頃(自治体による)
- 1月〜3月生まれは申込時点で生まれていないため、申込自体ができない
- 多くの園は「生後57日以降」から受け入れ
- 4月〜9月生まれは0歳4月入園に申し込める可能性がある
- 10月〜3月生まれは0歳4月入園が難しく、1歳4月からになることが多い
- 知っておくことで、早めの準備と心構えができる
生まれ月は選べません。しかし、この事実を知っているかどうかで、保活の準備や心構えは大きく変わります。
まずは自分の家庭の点数がどのくらいになるのか、確認してみてはいかがでしょうか。