基礎知識

点数の仕組みを理解基準指数と調整指数の違い

保育園の入園選考で使われる「点数」。
この記事では、点数の計算方法をわかりやすく解説します。

2025年1月更新
読了時間:約7分
点数の仕組み

この記事でわかること

  • 点数(指数)で入園が決まる仕組み
  • 基準指数とは何か
  • 調整指数とは何か
  • 具体的な計算例
  • 点数が同じ場合の優先順位

「うちの点数で入れるかな...」
保活をしていると、一番気になるのが「点数」ですよね。

認可保育園の入園選考では、家庭の状況を数値化した「点数(指数)」で優先順位が決まります。 この仕組みを理解しておくことで、自分の家庭の立ち位置がわかります。

この記事では、点数の計算方法をできるだけシンプルに解説します。

点数で入園が決まる仕組み

認可保育園は、定員に対して希望者が多い場合、「利用調整」という選考が行われます。

この利用調整では、各家庭の状況を点数化し、点数が高い順に入園が決まります。 つまり、「保育がより必要」と判断される家庭が優先されるということです。

点数の基本計算式

父の基準指数
20〜50点
母の基準指数
20〜50点
調整指数
±α点
合計点数
世帯の持ち点
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Nurseeメモ

点数の配点や項目は自治体によって異なります。 この記事では一般的な仕組みを解説しますが、実際の点数はお住まいの自治体のルールを確認してください。

基準指数とは?

基準指数とは、保護者の就労状況や健康状態など、基本的な情報をもとに計算される点数です。

父・母それぞれに点数がつき、両方を合計したものが世帯の基準指数になります。

基準指数の主な項目

就労(会社員・自営業など)

最も多くの方が該当する項目です。勤務時間や勤務日数によって点数が変わります。

点数の目安(自治体により異なる)
週5日・1日8時間以上(フルタイム)40〜50点
週5日・1日6時間以上30〜40点
週4日・1日4時間以上20〜30点

妊娠・出産

出産予定日の前後一定期間は、保育の必要性があるとみなされます。 期間は自治体によって異なります(産前2ヶ月〜産後2ヶ月など)。

その他の理由

  • • 疾病・障害(入院、通院など)
  • • 介護・看護(同居または長期入院の親族の介護)
  • • 災害復旧
  • • 求職活動中
  • • 就学(学校や職業訓練校に通学)

ポイント

フルタイム共働きの場合、基準指数だけで80〜100点程度になることが多いです。 これが保活でよく聞く「満点」に近い状態です。

調整指数とは?

調整指数とは、家庭の状況に応じて加点または減点される点数です。

基準指数が「働いているかどうか」を表すのに対し、調整指数は「その他の事情」を反映するものです。

加点される項目の例

ひとり親家庭

+5〜10点程度の加点になることが多いです。

兄弟がすでに在園中

希望する園に兄弟が通っている場合、加点されます。

認可外保育施設を利用中

すでに認可外保育園やベビーシッターを利用して働いている場合、加点されることがあります。

育休明け(復職予定)

育休から復職することが決まっている場合、加点される自治体もあります。

双子・三つ子など多胎児

同時に複数の子どもを入園させる必要がある場合、加点されます。

減点される項目の例

同居の親族が保育可能

65歳未満の祖父母などが同居していて、保育を補助できる場合は減点されることがあります。

希望園を少数に絞っている

希望する園が1〜2園のみの場合、減点される自治体もあります。

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Nurseeメモ

調整指数の項目は自治体によって大きく異なります。 「認可外保育施設の利用」が加点になる自治体もあれば、ならない自治体もあります。 必ずお住まいの地域のルールを確認してください。

具体的な計算例

実際にどのように点数が計算されるのか、いくつかの例を見てみましょう。
※点数は自治体や年度によって異なります。あくまで参考例です。

例1: フルタイム共働き世帯

父:フルタイム勤務(週5日・8時間)40点
母:フルタイム勤務(週5日・8時間)40点
調整指数:なし±0点
合計点数80点

例2: 時短勤務の場合

父:フルタイム勤務(週5日・8時間)40点
母:時短勤務(週5日・6時間)35点
調整指数:なし±0点
合計点数75点

例3: ひとり親世帯

母:フルタイム勤務(週5日・8時間)40点
調整指数:ひとり親家庭+10点
合計点数50点

※ひとり親世帯は片方の親のみの基準指数となりますが、調整指数で加点されます。

例4: 認可外利用+兄弟在園

父:フルタイム勤務(週5日・8時間)40点
母:フルタイム勤務(週5日・8時間)40点
調整指数:認可外保育施設利用中+2点
調整指数:兄弟が希望園に在園中+3点
合計点数85点

点数が同じ場合はどうなる?

点数が同じ場合は、「優先順位」によって順番が決まります。

優先順位の基準も自治体によって異なりますが、一般的には以下のような項目が考慮されます。

同点の場合に考慮される項目(例)

  • 1.ひとり親世帯、生活保護世帯など
  • 2.世帯の所得が低い
  • 3.希望園に兄弟が在園中
  • 4.その自治体に長く住んでいる
  • 5.申し込みの子どもの年齢が低い
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Nurseeメモ

同点の場合の優先順位は、自治体の「利用調整基準表」や「保育所入所案内」に記載されています。 激戦区では同点のライバルが多いので、この優先順位も確認しておくと安心です。

点数を上げるには?

点数を上げる方法は、正直なところ限られています。
ただし、以下のような選択肢を検討できる場合もあります。

認可外保育施設を利用する

「すでに働いている実績」として加点される場合があります。

勤務時間を増やす

時短勤務からフルタイムに変更すると、基準指数が上がります。

希望園を増やす

希望園が少ないと減点される自治体では、希望園を増やすことで減点を避けられます。

大切なこと

点数を上げることばかり考えるのではなく、自分の家庭の点数でどの程度入れる可能性があるのかを把握することが大切です。 無理に点数を上げようとするよりも、現実的な選択肢を探す方が建設的な場合もあります。

まとめ

  • 点数(指数)は「基準指数」+「調整指数」で計算される
  • 基準指数は就労状況など、保護者の基本情報をもとに計算
  • 調整指数は家庭の状況に応じた加点・減点
  • 同点の場合は優先順位で決まる
  • 点数の配点は自治体によって異なるので必ず確認を

まずは自分の家庭の点数がどのくらいになるのか、計算してみることをおすすめします。
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