台東区で出産後にもらえるお金まとめ
区・都・国の給付金・助成を全解説
区・都・国・保険の「4つの財布」から別々にもらえます。
併用できる制度が多いので、取りこぼさずに申請しましょう。
※制度の詳細は変更される場合があります。最新情報は台東区の公式サイトでご確認ください。

この記事のポイント
- 台東区独自の出産費用助成5万円(出産日から1年以内に申請)
- 東京都の赤ちゃんファースト10万円分+018サポート月5,000円
- 国の制度(児童手当・出産育児一時金50万円)も併用可
- 4つの財布(区・都・国・保険)から別々に積み上がる
目次
全体像 — 4つの財布で支援が積み上がる
台東区民が出産後に受けられる支援は、区・都・国・保険の4つの制度から別々に出ます。多くは併用可能なので、漏れなく申請することが大切です。
台東区
独自給付・助成
東京都
018/赤ちゃんファースト
国
児童手当・支援給付
保険
一時金・育休給付
Nurseeメモ
これらの制度はほとんどが併用可能です。例えば台東区の出産費用助成5万円と、国の出産育児一時金50万円と、東京都の赤ちゃんファースト10万円分はすべて同時に受け取れます。「どれか1つ」ではなく「全部申請」が基本です。
台東区 — 直接もらえるお金(6制度)
台東区独自の制度で、現金や商品券として直接受け取れるものです。
出産費用助成制度
金額・内容
一律5万円(産婦1人につき)
主な対象・条件
出産日当日に台東区に住民票がある産婦(妊娠12週以降の流産・死産も対象)
ポイント:出産日から1年以内に申請。審査後、申請月の翌々月末頃に振込予定。
対象が広く金額も大きいため、優先度の高い制度です。
物価高対応子育て応援手当
金額・内容
児童1人あたり2万円(1回限り)
主な対象・条件
対象となる児童(区内在住等、ページの要件に従う)
ポイント:児童手当受給者は原則手続不要で児童手当口座へ振込。支給方法が複数あり。
時限的な制度の可能性があります。最新の受付状況は区の公式サイトで確認を。
多胎児家庭向けタクシー利用料支給
金額・内容
年間上限2万4,000円
主な対象・条件
多胎児(双子等)がいる家庭(詳細要件あり)
ポイント:タクシー利用料の支給(年度上限)。要申請。
多胎児家庭限定の制度。該当する方は要チェック。
にぎやか家庭応援プラン(第3子以降の出産祝品)
金額・内容
合計3万円相当(こども商品券/QUOカード/図書カード等「1万円×3セット」を選択)
主な対象・条件
第3子以降の出生等(詳細要件あり)
ポイント:申請方法・対象の細目は区ページに従う。
第3子以降限定。該当する方は忘れずに申請を。
バースデーサポート(2歳)
金額・内容
こども商品券6万円分(子ども1人につき)
主な対象・条件
2歳誕生日時点で台東区に住民登録がある子を養育する家庭
ポイント:誕生月の翌月目安に案内が届く → 電子申請でアンケート回答 → 1〜2か月で簡易書留送付。
金額が大きい(6万円分)。2歳の誕生日を忘れずにチェック。
高等学校等進学者の入学費助成
金額・内容
8万円(住民税非課税)/ 4万円(児童扶養手当受給等の一部要件)
主な対象・条件
中学卒業→高等学校等へ進学、区内在住、所得要件等
ポイント:申請期間が年度で決まる(例:R7は4/21〜6/30必着)。
進学時の制度。所得要件があるので該当するか確認を。
台東区 — 実費が戻る/負担が減る助成(5制度)
「直接もらえる」わけではありませんが、医療費やベビーシッター代の自己負担が大幅に減る制度です。家計への影響は非常に大きい制度が揃っています。
子ども医療費助成(0歳〜高校生等相当年齢)
金額・内容
医療機関の保険診療の自己負担分を助成
主な対象・条件
子が台東区内在住+公的医療保険加入 等
ポイント:出生日から助成開始。ただし申請が出生日から3か月超だと原則「申請月の1日から」になるので早めに。
高校生相当まで無料。都外での受診は後日申請で口座振込。
ベビーシッター利用支援(リフレッシュ等:一時預かり)
金額・内容
7:00〜22:00は1時間2,500円上限 / 22:00〜7:00は1時間3,500円上限
主な対象・条件
区内在住の保護者:0歳〜満9歳年度末まで(障害児は満12歳年度末まで)
ポイント:年度上限:144時間/子(多胎・障害児・ひとり親は288時間/子)。他制度と同時間帯の重複申請不可。
リフレッシュ目的でも利用可能。年度末の残り時間に注意。
ベビーシッター利用支援(事業者連携型)
金額・内容
都認定事業者を1時間150円で利用できる(保育料部分を補助)
主な対象・条件
認可保育所等に入所できるまで等、要件あり
ポイント:利用可能時間の上限(保育認定区分により異なる)等の条件あり。
認可保育園に入れなかった場合のつなぎとして活用可。
認証保育所等保育料助成
金額・内容
認可保育園との負担差調整のため、保育料を助成(口座振込)
主な対象・条件
区内在住で、認証保育所等を月120時間以上の月極利用契約 等
ポイント:申請要件・併用制限あり(例:事業者連携型ベビーシッター補助と併用不可)。
認証保育所を利用中の方は必ず確認を。
幼稚園の預かり保育の無償化
金額・内容
利用日数に応じて最大月額1.13万円(住民税非課税の満3歳は1.63万円)まで無償化
主な対象・条件
「保育の必要性の認定」等が必要
ポイント:認定は遡れない(認定がない期間は給付不可)。早めの認定申請が必要。
幼稚園の預かり保育を利用予定の方は、先に認定を取得しておくこと。
その他の医療費助成
台東区には上記以外にも、ひとり親家庭等医療費助成、新生児聴覚検査費助成(里帰り出産等)、弱視等治療用眼鏡助成、養育医療などの助成があります。該当する場合は金額が大きいので要チェックです。
東京都の給付(3制度)
東京都独自の制度で、台東区民も対象です。台東区の制度とは別枠で受け取れます。
018サポート
金額・内容
月5,000円相当(子ども1人あたり)
主な対象・条件
都内在住の0〜18歳相当年齢、所得制限なし
ポイント:台東区でも案内あり。年額で6万円相当。
所得制限なしで全員が対象。申請を忘れずに。
出産・子育て応援事業(赤ちゃんファーストギフト)
金額・内容
10万円分の育児用品・子育て支援サービス等(ギフトカード)
主な対象・条件
2025年4月1日以降出生の子どもがいる家庭等
ポイント:「赤ちゃんファーストギフト」と「018サポート」を同時申請できる仕組みの案内あり。
出生時期によって対象が異なるので確認を。
赤ちゃんファースト+(プラス)
金額・内容
3万円相当を追加
主な対象・条件
2026年1月1日〜2027年3月31日出生の子ども
ポイント:赤ちゃんファーストギフトに上乗せされる追加支援。
対象期間内の出生なら自動的に加算。合計13万円分に。
国の給付(4制度)
全国共通の制度ですが、台東区役所で手続きするものが多いです。
妊婦のための支援給付(出産後:2回目)
金額・内容
子ども1人あたり現金5万円
主な対象・条件
妊婦給付認定等の手続を行い、出産後に届出
ポイント:妊娠届出時の5万円と合わせて計10万円。出産後の届出で2回目を受け取れる。
台東区ページの「対象・給付内容」で2回目の案内があります。
児童手当
金額・内容
0〜3歳未満:月1.5万円(第3子以降3万円)/ 3歳〜高校生:月1万円(第3子以降3万円)
主な対象・条件
国内居住等の要件を満たす養育者
ポイント:台東区では出生後15日以内の申請を案内。偶数月に2ヶ月分が支給。所得制限は撤廃済。
出生届と同日に申請が鉄則。遡及なし。
児童扶養手当(ひとり親等)
金額・内容
所得に応じて「全部支給/一部支給」(児童数で加算)
主な対象・条件
ひとり親家庭等(18歳年度末まで、障害がある場合は20歳未満まで)
ポイント:台東区では年6回(奇数月)振込。所得制限表あり。
ひとり親家庭の方は必ず確認を。
特別児童扶養手当
金額・内容
1級:月5万6,800円 / 2級:月3万7,830円
主な対象・条件
障害のある20歳未満の児童を監護する保護者(所得制限あり)
ポイント:障害の程度に応じて1級・2級に分かれる。
該当する場合は金額が大きいので必ず申請を。
健康保険・雇用保険(6制度)
加入している保険から「所得補償」が出るのが特徴です。会社員/公務員/自営業で対象が異なります。
出産育児一時金
金額・内容
原則 子ども1人につき50万円(条件により48.8万円等)
主な対象・条件
公的医療保険の加入者が出産(多胎は人数分)
ポイント:直接支払制度で医療機関に支払われることが多い。
出産費用が50万円以下なら差額が返金されます。
出産手当金
金額・内容
目安:賃金の2/3相当(産前42日+産後56日等の期間)
主な対象・条件
会社員等で健康保険加入、休業して給与が出ない/減額等
ポイント:産休中の生活保障。被保険者本人が対象(扶養は対象外)。
会社員の方は勤務先経由で申請。
育児休業給付金
金額・内容
休業開始〜180日:67%、181日目以降:50%(上限等あり)
主な対象・条件
雇用保険加入者が育休取得
ポイント:社会保険料免除+非課税のため、手取りベースでは約8割相当。
勤務先経由でハローワークに申請。
出生時育児休業給付金(産後パパ育休)
金額・内容
休業開始時賃金日額 × 日数(上限28日)× 67%
主な対象・条件
雇用保険加入者が産後パパ育休を取得
ポイント:子の出生後8週間以内に最大4週間取得可能。
パパの育休取得を促進する制度。
出生後休業支援給付金(2025年〜)
金額・内容
夫婦で一定日数休業取得等の要件で支給(手取り10割相当の説明あり)
主な対象・条件
雇用保険加入者。配偶者要件・休業取得要件あり
ポイント:育休給付金67% + 支援給付金13% = 80%。社保免除・非課税で手取りほぼ100%に。
2025年4月開始の新制度。両親ともに14日以上の育休取得が条件。
育児時短就業給付金(2025年〜)
金額・内容
2歳未満の子のために時短就業し賃金が低下する等の要件で支給
主な対象・条件
雇用保険加入者
ポイント:育休復帰後に時短勤務する場合の賃金低下を補填する新制度。
2025年4月開始。時短勤務で収入が減る方向けの制度。
見落としやすい上乗せ
健康保険組合の「付加給付」(出産育児一時金への上乗せ、独自の出産祝金など)は、加入先の健保組合で大きく異なります。また、会社の出産祝い金・福利厚生も「会社次第」なので、就業規則や福利厚生サイトを確認しましょう。
申請チェックリスト
申請の「取りこぼし」を減らすため、タイミング別に整理しました。
出生後すぐ(退院前後)
- 児童手当の申請(出生後15日以内。遡及なし!)
- 子ども医療費助成の申請(出生日から3か月以内に)
- 台東区 出産費用助成5万円の申請(出産日から1年以内)
- 出産育児一時金(直接支払制度でなければ申請)
出産後〜数ヶ月以内
- 東京都 赤ちゃんファーストギフト(10万円分+プラス3万円)
- 東京都 018サポート(月5,000円。同時申請可)
- 妊婦のための支援給付(2回目:出産後5万円)
産休・育休中(会社員の方)
- 出産手当金の申請(産休終了後)
- 育児休業給付金の申請(勤務先経由)
- 出生後休業支援給付金(2025年〜。手取り10割相当)
忘れやすいもの
- バースデーサポート(2歳で6万円分。案内が届いたら電子申請)
- ベビーシッター利用支援(年度上限・期限に注意)
- 幼稚園の預かり保育の無償化(先に認定を取得しないと遡れない)
- 健保組合の付加給付・会社の福利厚生を確認
まとめ
- 台東区民の出産後の支援は区+都+国+保険の4つの財布で積み上がる
- 台東区独自の出産費用助成5万円は対象が広く、期限も1年あるので優先度高め
- 東京都の赤ちゃんファースト10万円分+018サポートは別枠で大きい
- 医療費助成(0〜高校生)は早めの申請が重要(3か月超で遡及不可)
- 会社員は自治体給付に加えて健康保険・雇用保険の給付が大きな柱に
ほとんどの制度は申請しないと受け取れません。「全部申請」が基本です。詳細は台東区の公式サイトや窓口でご確認ください。
出典・参考
- 台東区「出産費用助成制度」
- 台東区「物価高対応子育て応援手当」
- 台東区「子ども医療費助成」
- 台東区「児童手当」
- 台東区「ベビーシッター利用支援」
- 台東区「バースデーサポート」
- 東京都018サポート公式サイト
- 東京都福祉局「出産・子育て応援事業」
- 厚生労働省「出産育児一時金について」
- 厚生労働省「育児休業給付について」
- 協会けんぽ「出産手当金」