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【2025年新制度】
台東区フリーランスママの保活戦略みなし育休で変わる点数計算

「フリーランスだから育休がない」「会社員と比べて不利」
そんな常識が、2025年度から変わります。

2026年1月更新
読了時間:約8分
台東区フリーランスママの保活戦略

この記事でわかること

  • フリーランス・個人事業主の「みなし育休」とは
  • 従来のフリーランス保活の問題点
  • 新制度での点数計算シミュレーション
  • 会社員との点数比較(同じになるのか?)
  • 必要書類と準備のポイント
  • フリーランスだからできる保活戦略

フリーランスや個人事業主として働く方にとって、保活は「会社員と比べて不利」と言われることがありました。

育児休業給付金がもらえない、育休中の加点がない、即復帰しないと点数が低くなる――
こうした理由から、多くの自営業者が保活に苦戦してきた現実があります。

しかし、2025年度から台東区では「みなし育休」という新しい制度が始まり、状況が変わりつつあります。

2025年度からの変更点(まとめ)

  • フリーランス・個人事業主も「育休中」扱いで申請可能に
  • 会社員と同等の基準指数で点数計算
  • 産後8週以降の申請から適用(令和7年4月入園から)
  • 認可外に預けなくても点数が下がらない

「みなし育休」制度とは?

「みなし育休」とは、雇用保険に加入していないフリーランス・個人事業主でも、会社員の育休と同様に扱うという制度です。

制度の背景

  • 働き方の多様化により、フリーランス・個人事業主が増加
  • 従来の保育園入園選考では、雇用形態によって不公平が生じていた
  • 国の方針として「公平性の向上」が求められた
🦉

Nurseeメモ

「みなし育休」は、実際に育児休業給付金がもらえるわけではありません。 あくまで保育園入園選考での点数計算で「育休中」として扱うという制度です。

従来のフリーランス保活の問題点

これまでフリーランス・個人事業主が保活で直面してきた問題を整理します。

問題点1:「育休中」として申請できない

会社員は育休中でも「復職予定」として申請できますが、 フリーランスは「育休」がないため、産後すぐに「就労中」として申請する必要がありました。

→ 結果:産後8週以内は原則就労禁止のため、点数が低くなる

問題点2:認可外に預けないと不利

台東区では「認可外保育施設を利用している」場合に調整指数+1点がありましたが、 育休がないフリーランスは、認可外に預けないと点数が伸びませんでした。

→ 結果:経済的負担が大きく、家計を圧迫

問題点3:会社員との点数差

同じように週40時間働いていても、 「育休中の復職予定」として申請できる会社員の方が、点数計算で有利になるケースがありました。

→ 結果:フリーランスは人気園に入りにくい

新制度での点数計算シミュレーション

「みなし育休」が適用されると、点数はどう変わるのでしょうか。
台東区の点数計算をもとに、具体例を見てみましょう。

ケース:両親ともフリーランス(週40時間以上)

従来の点数
20点
15点
合計35点

※母は産後8週以内のため減点

新制度の点数
20点
20点
合計40点

※母も「育休中」扱いで満点

点数が5点アップ!

従来は35点で人気園に入れなかった家庭も、 40点になることで選択肢が広がります。

会社員との点数比較(同じになるのか?)

よくある質問が「会社員と全く同じ点数になるのか?」という点です。

基準指数は同じ、調整指数は異なる場合も

基本的な就労時間による点数(基準指数)は、会社員もフリーランスも同じです。 ただし、調整指数(加点・減点)については、 各家庭の状況によって異なります。

台東区の調整指数例

ひとり親世帯:+3点(会社員もフリーランスも同じ)
きょうだいが既に在園中:+1点(会社員もフリーランスも同じ)
認可外保育施設を利用中:+1点(会社員もフリーランスも同じ)
🦉

Nurseeメモ

調整指数の条件が同じであれば、 会社員とフリーランスで点数は同じになります。 ただし、同一指数の場合の優先順位では、 世帯収入などが考慮される場合があります。

必要書類と準備のポイント

「みなし育休」で申請する場合、どのような書類が必要になるのでしょうか。

1. 就労状況申告書

自営業者の就労状況を申告する書類です。 台東区の公式サイトからダウンロードできます。

  • • 週の就労時間、月の就労日数を記入
  • • 事業内容、収入の有無を記載

2. 確定申告書のコピー

直近年度の確定申告書(税務署の受付印があるもの)が必要です。

  • • 青色申告・白色申告どちらでも可
  • • e-Taxの場合は受信通知も提出

3. 開業届のコピー(該当者のみ)

税務署に提出した開業届の控えがあれば、提出を求められる場合があります。

  • • 開業していない場合は不要
  • • 控えがない場合は保育課に相談を

4. 業務委託契約書など(該当者のみ)

クライアントとの契約書や請求書など、 就労実態を証明できる書類があると有利です。

  • • 定期的な業務がある場合は提出推奨
  • • 領収書や請求書の控えでも可

準備のポイント

  • • 確定申告書は早めに手元に用意(紛失していたら税務署で再発行)
  • • 月ごとの就労時間を記録しておく(日報やタイムシートがあると◎)
  • • クライアントとのメールやチャットも証拠になる場合がある

フリーランスだからできる保活戦略

「みなし育休」により不利な状況が改善されましたが、 フリーランスならではの柔軟性を活かした戦略もあります。

戦略1:0歳児クラスを狙う

フリーランスは育休期間の縛りがないため、 会社員が育休中で申請しにくい0歳児クラスを狙うことができます。 台東区では0歳児クラスの方が倍率が低い傾向があります。

戦略2:小規模保育を積極的に検討

小規模保育(0〜2歳)は認可保育園より入りやすい傾向があります。 フリーランスは復職時期の自由度が高いため、 3歳での転園も選択肢に入れやすいといえます。

戦略3:月途中入園も狙える

会社員は育休からの復帰タイミングの都合で4月入園に集中しますが、 フリーランスは柔軟に復帰時期を調整できるため、 4月以外の月途中入園も視野に入れられます。

戦略4:在宅ワークの柔軟性を活かす

フリーランスは在宅で働ける場合が多く、 通勤時間のない園や、自宅近くの園を第一希望にできます。 駅近ではない園は競争率が下がる傾向があるため、狙い目になることも。

まとめ

  • 2025年度から台東区では「みなし育休」制度が適用され、フリーランス・個人事業主も会社員と同等の扱いに
  • 従来の問題点だった点数の不利が解消され、基準指数は会社員と同じに
  • 必要書類は就労状況申告書、確定申告書、開業届など(準備は早めに)
  • フリーランスならではの柔軟性を活かした戦略で、保活の選択肢を広げることが可能

フリーランス・個人事業主の方にとって、 「みなし育休」制度は大きな追い風です。
まずはご自身の点数を確認して、どの程度の競争力があるか把握しておきましょう。